ステップ チョロQ改

 
 
 
ステップ改 イルミネーションチョロQ
< H16年6月15日作業開始 >

 
 
カーメイトとタカラに於ける、共同開発品のイルミネーションチョロQ。
実車の運転操作に合わせて、チョロQのスモール・ブレーキ・ウインカー・ハザードが点灯または点滅する。
H16年4月頃発売になり、全15車種。
イルミネーションチョロQの他に、専用台座が必要。
 
一般の車では面白く無く、ステップバンをダッシュボードに積んで光らせたかったので改造に取り組んだ。
 
 
 
 
イルミ(1)
 
<購入>
オートテックで、一式購入。
イルミネーションシリーズ「ハコスカGTR」   1365円
イルミネーションシリーズ「専用台座(1台用)」1470円
イルミネーションシリーズ「ビィッツ」(途中で購入)1365円
合 計  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  4200円

 
 
 
イルミ(2)

<配線>
グローブボックスを開けて、スモール/ウインカー/ブレーキの配線を探す。
見つかったら、ステップ側の配線と専用台座からの配線とをカプラーで繋ぎこみ。
4箇所だけなので、とっても簡単。
 
<ハコスカ>(右下)
ステップの、スモール/ウインカー/ハザード/ブレーキの点灯と同じく、チョロQのランプも点灯する。
ステップに乗る楽しみが、また増えた。
ハコスカでは今一面白くないので、改造ステップを作って移植だ!

 
 
 
イルミ(3)

<ワゴンR>(上)
どうしてもステップのチョロQを乗せたいので悩んだ。
お店に並んでいるチョロQを見て、頭の中で思案。
やはり、ワゴンRしかないなと・・・。
失敗しても良いように、数台のワゴンRチョロQを購入。
 
<フロントマスク等、削り落とし>(下)
とりあえず目の粗い棒ヤスリで、ワゴンRのボディーをカットだ。
フロント部は結構厚いので、思いっきり削っても大丈夫。
ボンネットのダクトや、タイヤハウスのオーバーフェンダーもカット。
削っているうちに、ちゃんと出来るのか心配になって来た。
リアウイングは後付けになっているので、接着面を剥がして取り外す。

 
 
 
イルミ(4)
  
<グリル周り、溝彫り>(上)
ステップのフロントグリル廻りは、ペイントにするか?シール処理にするか?悩んだ。
やはり忠実に再現させるには、手堀しかないなと・・・。
ステップのフロントグリル周りは、少しへこんでいる。
再現させる為、リューターとヤスリで溝彫り。
簡単に出来そうだけど、結構溝掘りは大変だった。
あまり開け過ぎると、貫通してしまうし。
フロントウインカーの穴も開けた。
 
<ヘッドライトと窓のくり抜き>(下)
ヘッドライトは、クリヤーレンズを埋め込む事にした。
窓ガラス部はマスキングでの塗装はうまく行かないし、クオーターガラスの形状も違うので窓部もくり抜く事にした。
肝心のテールライト部も、クリヤーレンズを埋め込む。
よって、くり抜き作業の開始。
リューターで荒削りをしてから、ヤスリで細かく仕上げる。
窓ガラスにはスモークのプラバンを貼る為、現状だとドア部の肉厚が厚過ぎるので室内側を削り落とした。
これは結構簡単な作業だけど、時間は掛かる。

 
 
 
イルミ(5)

<パテ埋め>
リアウイングを取り外した箇所のパテ埋め。(左上)
8時間置いて、カッターとヤスリで仕上げた。(右上)
 
フロントウインドの下側が少し凹んでいるので、パテ盛り。(左下)
リアと同じく、カッターとヤスリで仕上げ。(右下)
窓ガラスゴムの型を出すのが、ちょっと大変だった。
 
パテは、タミヤ製の2つ混ぜる速乾性パテを使用。
カッターで削れたりするので使い易い。

パテはどうもうまく行かず、苦手な作業の一つ。

 
 
 
イルミ(6)

<サーフェイサー吹き>(上)
外観がある程度完成したら、サーフェイサーを吹いてエラーチェックして行く。(左上)
凸凹とか外観のチェックをし、手直しをして再度サーフェイサー吹き。(右上)
3回ほど行って、ようやく終了。

「修正した箇所」
・正面から見てボンネットの真中上辺りが出っ張っているので、ヤスリでフラットにした。
・正面から見てフロントバンパーの左右が出っ張っていたので、ヤスリで削り落とした。
 
<サーフェイサー完了、仮組込み>(下)
試しに、シャーシーへ組み込んでみた。
タイヤとタイヤハウスの隙間もちょうどいいし、この感じでも良いような・・・。
 
でも、もっと車高を落とそうか?
車高を落とすには、トレッドを狭くしてタイヤハウスに被せるか?
トレッドを狭くすると、安定感が無くなってしまう感じになるかも。
どうしよう、悩むところだ。

 
 
 
イルミ(7)

<仮置き>(上)
ステップの形が出てきたので、フロントに置いてみた。
ウンいい感じだ、早く完成させなくてはとやる気が沸いて来た。
 
<筋入れ準備>(下)
ボディー全面がフラットになってしまったので、筋入れを行う。
鉛筆により、彫る場所のマーキング。

 
 
 
イルミ(8)

<筋入れ失敗>(上)
定規を当てがって、Pカッターで筋入れ。
一気に彫らないで、浅く何回も行うのがコツ。
やはり結構難しく、Pカッターがずれてしまったのでパテで修復。
 
<筋入れ完了>(下)
若干ラインが曲がってしまった所もあるが、一応筋入れ完了とする。
フロントウインド下のシールド部は細かすぎて彫れないので、パテで埋め直した。
ペイントで対応して行くかも?

 
 
 
イルミ(9)

<イルミネーションのビィッツ購入>(上)
箱スカのウインカーは赤なので、ステップと同じくする為にオレンジウインカーであるビィッツを購入。

<ビィッツのシャーシーにステップのボディーを組み込む>(下)
横置きLEDを、ステップに合うように縦型にしなくてはいけない。
どうやって改造して行こうか暫く悩んだ。

 
 
 
イルミ(10)

<リアのパテ処理開始>(上)
リアウインドのゴムモール部と、リアハッチドア取っ手部の膨らみを再現させたいのでパテを盛った。

<リアのパテ処理完了>(下)
リアは一番目立つ所なので丁寧に行ったが、やはりパテは苦手でうまく行かなかった。
まああとは、塗装でごまかす事にした。

 
 
 
イルミ(11)

<LEDを横型から縦型への改造(1)>
いよいよ一番難関のLEDを横型から縦型への改造。
どうやって作業を進めて行くか、じっくり考えてから着手。
基盤を切り離して、1mmの配線をハンダ付けする事にした。
作業が終わって仮に点灯試験を行った所、LEDが点かない!
何で・・・
配線を間違えたのか?
健全な箱スカの配線と、今回の改造配線とをテスターで1本づつ回路チェック。
細かい作業だったので、ハンダ処理がうまく行ってなかったみたい。
ハンダをやり直して、無事点灯。
点いた時は、嬉しかったー!

 
 
 
イルミ(12)

<LEDを横型から縦型への改造(2)>(上)
LEDを縦型にした事により、ステップのテールランプから光る様になる。
 
<ホワイトサーフェーサー吹き付け>(下)
オレンジ色を綺麗に出すには、下地は白にしなくてはいけない。
ホワイトサーフェーサーの缶スプレーの吹き付け。

 
 
 
イルミ(13)

<エアーブラシで吹き付け準備>(上)
実車ステップのボディーを塗装した時に、板金屋さんからもらっておいた塗料をエアーブラシで吹き付ける。
エアーブラシは本当にちょっとの塗料で済むし、液垂れや塗装むらも無いのでお勧め。
 
<塗装途中>(下)
一気吹かないで、薄く何回も吹き付けるのがコツ。
 
 
 
イルミ(14)

<フジミ S800プラモデルのホイールキャップ>(左上)
フジミのS800プラモデルのホイールキャップを流用。
 
<フジミ S800プラモデルのホイールキャップ>(左下)
センター部分だけ使用するので、大雑把にニッパでカット。
最終的には、精密ヤスリで仕上げ。
 
<限定チョロQ ペプシコーラのヴィッツ>(右上)
数多く出ているチョロQの中で、メッキの鉄っちんホイールはこのシリーズのみ。
フロントはシャフト毎、リアはモーター毎交換。
 
<限定チョロQ ペプシコーラのヴィッツ>(右下)
シャーシーに鉄っちんホイールを取り付け、S800のホイールキャップ付ける。
ホイールキャップのセンター部をオレンジに塗装。
 
 
 
イルミ(15)

<塗装完了>(上)
実車の塗装に使用する塗料の為、本来なら硬化剤を入れないといけない。
硬化剤を入れていないので、塗装が乾くまで1週間位置く事にした。
  
<墨入れ・バンパー製作>(下)
墨入れとバンパーの製作を行った。
エナメル塗料での墨入れ。

バンパーは、プラバンで作成。
角はライターであぶって曲げてある。

 
 
 
イルミ(16)

<メッキ風への仕上げ>(左上・右上)
プラバンで作成したバンパーに、モデラーズ製のメタルックを貼ることによりメッキのバンパー風になる。
窓枠も同じくメタルックの貼り付け。
(メタルックとは、超薄い銀のシールみたいな物)
 
ドアの取っ手とボンネットヒンジ、ウォッシャーノズルとアンテナのメッキ品取り付け。
これはフジミ製プラモデルのホンダS800の余った部品を保管してあり、その中からの流用品。
 
<HONDAエンブレム他>(左下)
 
<HONDAエンブレム>
こちらも、フジミ製プラモデルホンダS800の余り部品の流用。
S800のエンジンパーツにHONDAの文字があったので、HONDAの所だけを削り出した。
細かくて、もの凄く大変だった。
 
<ナンバープレート>
やはりこのパーツもメッキに拘った。
ナンバープレート枠のみメッキで、プレート部は白。
 
<フロント周りを黒で塗装>
ライト廻りを引き締めるために、黒に塗装。

 
<クリヤー塗装>(右下)
モデラーズのスーパークリヤーで塗装。
いろいろクリヤーのスプレーを使ったが、モデラーズのが一番いいみたい。
軽く3回程吹いてから、最後に液垂れ寸前まで厚く吹くと光沢が出る。
最初から厚く吹くと塗装面の塗料が分解されて、にじんで来るので注意が必要。
 
 
 
イルミ(17)

<フロント廻りやり直し>(上)
ライト類を組み込んでみたら、何か可愛くない。
ライトが小さいからだ。
ボディー側のライト用の穴を、棒ヤスリで大きくする作業の実施。
結構手間が掛かってしまった。
ライトが大きくなったので、削り出したクリヤーレンズは使えない。
また原型からの削り出し。
 
<ライト類・グリル完成>(下)
ヘッドライト,ウインカーは、モデラーズ製の「ライトレンズセット」を使用。
当ステップに合うのは当然無いので、形が似ている物を選びヤスリで削り出し。
接着剤を付け過ぎると、レンズが曇ってしまうので注意。

フロントグリルは、フジミのS800のプラモの余り部品を再利用。

 
 
 
イルミ(18)

<テールランプ完成>(左上)
こちらも、モデラーズ製の「ライトレンズセット」を使用。
テールランプのレンズの廻りは、メッキ仕様に加工。
ここは今回光が通る肝心の箇所なので慎重に実施。
 
<ヘッドライト裏に反射板>(右上)
レンズのみだとクリヤーと言う感じなので、
本当のライト裏みたいに裏からメッキの板を貼った。
プラモの余り部品を使用。
 
<ウインドウ取り付け>(下)
窓ガラスは、薄いスモークのプラスチックを取り付け。
プラバンでスモークは無いので、東急ハンズで探して来た。
こちらも接着剤を付け過ぎると曇ってしまうので、少しだけで十分。

 
 
 
イルミ(19)

<完成・・・か?>(上)
・バックミラー取り付け(アリイ製プラモデル、ミゼットの物を流用)
・ワイパー取り付け(プラモの余り部品をライターで熱して延ばして作成)
・ルームミラー取り付け(S800プラモの、ルームミラーを加工)
・ラブステップフルステンレスマフラー取り付け(東急ハンズで探した、アルミパイプ)
 
<フロント部やり直し>(下)
一通り完成したので組み込んで最終チェックをした所、何だか可愛くいない?
何でだ・・・?? ヘッドライトも大きくしたのに。
ムムッ! ヘッドライトがセンター寄りになってるからだ。
ここまでやったし完璧にしたいので、ライト廻りを外して横に広げる作業の開始。
棒ヤスリでフェンダーギリギリまで削り落とし。
裏をプラバンで補強。
 
 

  
イルミ(20)

イルミ(21)

<完成>
ボディーにシャーシーを組み込んで、どんな感じになったか?
よし、フロント廻りはOK。可愛くなった-。
ちょっと車高が高いので、フロントをシャコタンにした。
やっと完成。

 
 
 
イルミ(22)

<ワゴンRと比較>(上)
改造前のワゴンRと比較してみた。
思いついて始めた頃は、ステップに改造なんて本当に出来るかちょっと不安もあった。
でも全体の形が似てるので、何とか出来てしまうもんだ。
 
<ステップのダッシュボードに載せる(1)>(下)
実際にステップのダッシュへ載せてみた。
・ヘッドライトを点けると、イルミのテールランプが点灯。
・ブレーキを踏むと、イルミのブレーキランプが点灯。
・左右にウインカーを出すと、イルミのその方向のウインカーが点滅。
・ハザードの点滅で、イルミの左右ウインカーが同時に点滅。
 
左は、ブレーキを踏んだ状態。
右は、ブレーキを踏んで右のウインカーを出した状態。

 
 
 
イルミ(23)

<ステップのダッシュボードに載せる(2)>
トンネル内で、スモールを点けてブレーキを踏んだ状態。
 
 
LEDを購入してヘッドライト点灯やフロントウインカー点滅もさせたかったけど、
小さいLEDは売ってなかったし、仮に売ってたとしても抵抗を組み込まないといけない
らしいので今回は諦めた。



以上、終り
 
(H16年9月上旬完成)

 
 
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